米国人機長が旧日本兵の遺族捜し 「遺品返したい」
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/78694 太平洋戦争の激戦地、北マリアナ諸島(米自治領)・テニアン島で戦死した旧日本兵の遺品の日章旗を返還したいと、
知人から託されたスカイネットアジア航空(SNA、宮崎市)のエドワード・ケイラー機長(56)が遺族を捜している。
日章旗は、1944年の同島での戦闘に参加した元兵士で米テキサス州の故ドン・ノーザーさん(2003年死去)
が持ち帰った。晩年には「遺族に返したい」と妻ボニーさん(81)らに吐露。
遺志を継いだボニーさんが昨年末、ケイラー機長に遺族捜しを依頼した。
旧日本兵に関し、ノーザーさんは「身長は少なくとも約183センチあり、ヘルメットの中に日章旗が入っていた」
と語っていたという。
血痕が付いた日章旗は縦65センチ、横95センチの絹製。
「川久保健次」「八尋隆利」「岡本清」など約30人の名前や、
「火の玉男」「正義一本槍」「海行かば」の文字が書かれている。
ケイラー機長は「日章旗は名誉あるもの。
遺族が見つかるまで責任を持って何年でも捜したい」と話している。