日本郵政による「かんぽの宿」一括譲渡問題で、鳩山邦夫総務相は20日午前の記者会見で、
16日に日本郵政が提出した報告について「日本郵政が、常にオリックス不動産が最高の条件を出してきたと言い続けているのは間違いだとそろそろ断定できるのではないか」と述べた。
鳩山氏は詳細な説明は避けたが、一例として、最終的に2社に絞り込まれた段階で、
競争相手だったホテル運営会社「ホテルマネージメントインターナショナル社」の方が「事業継続や雇用の面で良い条件を出していた」と説明した。
さらに、鳩山氏は昨年12月26日に日本郵政とオリックス不動産が結んだ契約内容に触れ、
「オリックス不動産の2年間の事業継続は表面上だけだ。単独判断でいつでもかんぽの宿を譲渡できるように書いてある」と明らかにした。
日本郵政はこれまで、4月1日に予定していた譲渡完了から2年間は、
日本郵政の事前の承認がなければ事業の第三者への譲渡を禁止する条件だったと説明していた。
鳩山氏は「2年間は営業継続すると説明を受けていたのに、(契約には)オリックス不動産が運営に適さないと判断したら譲渡できると書いてある。結局なんでもできるということだ」と批判した。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090220/plc0902201047005-n1.htm [依頼576]