発砲事件、過去最少=暴力団の銃押収、大幅減
2008年の発砲事件は前年比23件減の42件で、統計の残る1976年以降で最少となったこと
が19日、警察庁のまとめで分かった。
暴力団から押収した拳銃の数も大幅に減少。同庁は「07年に多発した暴力団の対立抗争が沈静化した
影響」とみている。
42件のうち暴力団員などによる発砲は32件で、9件減少。死傷者は20人減の19人だった。
拳銃の押収は56丁減の492丁。うち1丁は、昨年5月に始まった「けん銃110番報奨制度」の
通報が端緒だった。拳銃に関する通報は112件あったが、報奨金の支払いはなかった。
暴力団などからの押収は65丁減の166丁。200丁を下回ったのは38年ぶりで、同庁は「抗争が
減ったほか、隠し方が分散・巧妙化している」としている。(2009/02/20-05:20)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009022000054