香川銀行と2010年4月をめどに経営統合する徳島銀行の柿内慎市頭取(64)は17日、四国新聞のインタビューに対し、
地域経済が縮小していく中で「(経営統合を)やるなら早い方がいいと考えていた」と述べた。統合の成果については
「3年、5年後の結果をみないと評価はできない」との考えを示した。(聞き手・福岡茂樹)
―経営統合の理由は。
柿内頭取 徳島県は人口が毎年5000人減少し、貸出金総額は10年間で1950億円減少した。地域経済が
縮小する中では、地域を支える役割を果たしつつ、外に向けて成長戦略を構築しなければならない。一方で
監督官庁や社会の要請の高度化に伴い、本部人員の比率は高まっている。営業力を外に向けるには規模の拡大により、
本部を効率化する必要がある。こうしたことは、どこの銀行の頭取も考えている。
―だが、統合の必要性を感じていても決断した銀行はわずかだ。
柿内 やるのなら早い方がいいと考えた。早く態勢を整備し、前向きに転じるところが勝ち残る。遅れはそれだけマイナスになる。
―香川銀行を経営統合の相手にしたのは。
柿内 経営統合を目的に相手を探していたわけではない。香川銀行は親和性が強く、香川銀行ならば統合しても
うまくいくと思って話が進んだ。お互いに隣にちょうどいい組み合わせがあったということだ。
―別の地方銀行が統合に参加する可能性は。
柿内 それは将来の発展形としてあるかもしれないが、こちら側が呼び掛ける話ではない。統合した後の経営の中で
検討することであり、今から前提をつくることはできない。
(以下略)
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/economy/article.aspx?id=20090218000084 依頼
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