スレタイ→ 南京大虐殺映画がベルリン映画祭で大反響 「捕虜を銃殺したり、市民の首と記念撮影したり 」
南京虐殺を語る『ジョン・ラーべ』、ベルリンで好評
南京大虐殺をテーマとしたドイツ・フランス・中国合作映画『ジョン・ラーべ(John Rabe)』
が先ごろ、第59回ベルリン国際映画祭で初公開され、大きな反響を呼びました。
この映画は、南京虐殺からおよそ20万人もの中国人を救ったドイツ人ビジネスマンの
ジョン・ラーべを主人公とし、彼に関する実話を元にしたものです。
中国側製作会社「華誼兄弟(HY.Brothers)」の王中磊社長は、ベルリン映画祭での記者
会見で「この映画を製作できたことを誇りに思っている。中国で上映されるとき、観客に、
人間の持つ温かさと中華民族の不撓不屈の精神を感じ取ってもらえれば幸いだ」と語って
います。
http://japanese.cri.cn/881/2009/02/18/1s135498.htm ■「ジョン・ラーベ」 南京事件題材「新たな発見」
日本関連の作品では、旧日本軍による「南京事件」を題材にした「ジョン・ラーベ」(ドイツ、
フランス、中国の共同製作)が上映された。現在のところ、日本での公開予定はない。
ジョン・ラーベはドイツの会社員として中国に駐在中の37年、ナチ党の力を利用すること
で日本の力が及ばない保護地区を作り、大勢の市民を救ったとされる。
作品では、空襲から市民や建物を守るため、巨大なナチ党の旗を上空から見えるように
広げるシーンが印象的だ。旧日本軍の兵士が捕虜を大量に銃殺したり、殺害した市民らの
首とともに記念撮影したりする場面も描かれている。
ドイツ人のフローリアン・ガレンベルガー監督は会見で「映画のほとんどはラーベの日記と
歴史的な情報をもとにしている。難しかったのは、そこからドラマを作り上げること。芸術家
として自由に映画を作り上げたが、ラーベの話は真正のものとして誠実に描いたつもりだ」と
語った。 日本人の俳優も登場し、将校役を香川照之、柄本明、杉本哲太らが演じている。
同席した香川は「こういう人がいたのは、新たな発見だった。映画は、日本人にとって難しい
問題を含んでいる。日本でも公開されることを望んでいますが……」と話した。
http://www.asahi.com/showbiz/movie/TKY200902180145.html