全国の高検検事長、地検検事正らが集まる検察長官会同が18日、法務省で開かれ、
5月に迫った裁判員制度の施行に向け、森英介法相、樋渡利秋検事総長が訓示を行った。
訓示ではともに裁判員制度を一連の司法改革の総仕上げと位置づけ、
森法相は「国民が進んで参加し、その常識と感覚が反映された裁判が実現されるよう尽力してほしい」と要請した。
樋渡総長は「偽証、証拠隠滅などの司法の機能を妨害する罪について、積極的な姿勢で捜査・処理を」
「迅速な裁判の要請に捕らわれる余り必要な立証をおろそかにしてはならない」などと指示。
さらに、「検察自身も、国民により身近で開かれた存在に」と強調。
事件広報では「(マスコミを通じて)国民に語りかけるような気持ち」を求め、
犯罪被害者への対応でも「捜査処理・公判遂行を丹念に説明することにより理解と信頼を獲得するよう努めてほしい」と述べた。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090218/trl0902181103007-n1.htm