http://www.jiji.com/jc/a?g=afp_int&k=20090216021173a 【香港15日AFP=時事】ジンバブエのムガベ大統領が香港に豪華な邸宅を所有しているとの報道に
ついて調べていたカメラマン2人が13日、訪れた問題の邸宅で男女3人から襲撃され、
カメラを一時奪われる騒ぎがあった。カメラマンの1人が15日、AFP通信に語った。
英日曜紙サンデー・タイムズによると、ムガベ氏とグレース夫人はひそかに香港の大埔地区にある
580万米ドル(約5億3300万円)の邸宅を購入。これはアジアでムガベ氏一家のものと判明した最初の物件という。
カメラマンのティム・オローク氏によれば、同氏とコリン・ギャロウェー氏がこの邸宅を訪れたところ、男女に問いただされた上、
オローク氏が写真を撮り始めると、女が「彼はカメラを持っている。撮影しているわ」と叫び、男と一緒に同氏を押さえ付けて
カメラを奪おうとした。さらに別の男が現れ、その間にオローク氏はカメラをギャロウェー氏に渡すことができたが、
同氏も首を押さえ付けられ、結局カメラを奪われたという。
その後、オローク氏が警察を呼び、尋問された男女らはカメラを返した。警察は襲撃の一件について捜査中としている。
サンデー・タイムズ紙によると、ムガベ氏一家はアジアの複数の銀行口座に大金を隠しており、各地を自由に旅行。
グレース夫人はベトナムで大理石像を6万5000ドル以上で、シンガポールでハンドバッグを1万ドルで購入するなど
散財しているという。
ムガベ政権は野党や市民運動家に対し政治的動機に基づく暴力を加えたとして国際的に非難されている。
一方、ジンバブエ国民の約半数は外国などからの食料援助に頼る生活を送っているほか、
コレラ感染の拡大でこれまでに2700人以上が死亡している。 〔AFP=時事〕(2009/02/16-00:54)
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