学校での「日の丸・君が代」の強制 これでは戦前と何も変わない 右傾化した小日本はどこに向かうのか

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1 すずめちゃん(東京都)

 「『日の丸・君が代』の強制者を告訴・告発する会」が2月7日、東京・京橋の京橋プラザ区民館で
「『日の丸・君が代』強制反対〜2・7学びと討論の集い」を開き、111名が参加した。「週刊金曜日」が協賛した。

講師の村上さん(右)と松原さん 「集い」は、不起立で処分を受け再雇用の採用を拒否された
松原信材・元告訴人代表が司会挨拶の中で、「日の丸・君が代」が強制され、もの言えぬ教師が
増えているばかりか、派遣切りや「京浜ホテル」での官憲を使った民事事件への強制執行など
現状の厳しい実態と、それにどのように取り組んでいくかを討論しよう、と訴えた。

 続いて、病と闘っている同会の共同代表である土屋公献・元日弁連会長からの長文の
メッセージを同会弁護団の永見寿実弁護士が代読した。その後、講師のフリージャーナリストで
元朝日新聞編集員の村上義雄氏が『日本はどこへ向かっているのか』と題して講演に移った。

村上義雄氏の講演要旨
 戦時中は自分の子を「皇太子」に、妻を「皇后陛下」と例えた発言だけで「不敬罪」で逮捕された。
今は不敬罪が廃止されているとはいえ大丈夫なのか? 言論・表現の自由が既に侵されて
いるのではないか。

 言論・表現の自由を教える教師自身が言行不一致なら子供たちの信頼を失う。敗戦後の
教師たちの変質に不信感を抱きながらも、社会が明るくなり眩しく感じ、青空教室の体験は
自由と民主主義を強く感じた。

 60年代から教育現場に関心を持ち始めたが、自らの取材の中で都教委の事情聴取の
尋問に堪えることは容易ではないと感じた。更に人事権を不当に扱う状況もある。個人は
弱く、これは組合組織の弱体化にも問題がある。分裂せずに皆で考えていかなくてはならない。

 終わりに、現在の記者に聞くと、上から「バランス感覚が大事」と教えられるという。だが 、
もともとジャーナリズムは権力を監視し弱者を理解する立場に立つべきだ。

続きは
http://www.news.janjan.jp/government/0902/0902097103/1.php