振り込め詐欺用の10万人名簿押収、道警がグループ逮捕へ
「公正保証信用公庫」という架空の金融機関を名乗るグループによる振り込め詐欺事件で、
北海道警は、東京都台東区下谷3、無職石橋秀夫容疑者(34)(詐欺容疑で逮捕)ら9人について、
熊本県内の女性から約20万円をだまし取ったとする詐欺容疑で10日にも逮捕する方針を固めた。
道警はグループの事務所から約10万人分の名簿を押収しており、
被害が全国各地に及ぶ可能性があるとみて調べる。
捜査関係者によると、9人は昨年11月から12月にかけて、
熊本県内の高齢女性に「複数の債務を抱える人に融資します」などと書かれたはがきを送りつけた上、
電話をかけてきた女性に「保証金が必要」ともちかけ、約20万円を詐取した疑い。
石橋容疑者ら8人は1月20日、北海道江別市の女性(37)から
約40万円をだまし取ったとして、詐欺容疑で逮捕されていた。
道警はこの8人を再逮捕するとともに、新たに首都圏在住の男1人を逮捕する方針だ。
道警は東京都台東区内の雑居ビルにあるグループの事務所を捜索し、
約10万人分の名簿や約130通の預金通帳、電話応答マニュアルなどを押収した。
預金通帳は、同グループとは直接関係のない名義人のものが多数含まれており、
道警は振り込め詐欺でだまし取った被害品の可能性があるとみて調べている。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090210-OYT1T00558.htm?from=main4 依頼347