●薬飲み切れない?、本県「余らせずに服用」が全国最低
県民の八割が病院や薬局から出された薬を飲み切らずに余らせている−。
大手製薬会社ファイザーが行った調査で、こんな県民の傾向が浮かび上がった。
「症状が改善した」ことなどを理由に自分の判断で服用をやめるケースが目立ち、
薬を余らせずに服用している割合は19・5%と全国最低。抗生物質や抗菌薬の
服用を中断すると、薬剤耐性を持った耐性菌が発生するリスクが高まるが、
このことを「知らない」と回答した県民も半数以上いた。
調査は昨年十一月、二十歳以上の男女を四十七都道府県から二百人ずつ抽出し、
計九千四百人に処方薬の服用状況や正しい服用方法についての理解度、認識について聞いた。
本県分の結果をみると、病院や薬局から出された薬を飲み切らずに余らせることが
「たまにある」と回答した人は52・0%、「よくある」は28・5%。一度でもある人も一割強いた。
服用を途中でやめた理由を聞くとほとんどの人が「症状が改善した」(80・1%)と答え、
少数ながら「効果がないと感じた」(12・5%)「面倒くさくなった」(9・7%)−などの声もあった。
http://www.raijin.com/news/a/08/news02.htm