スマイルラボ伊藤隆博氏が語る
「新・仮想生活付きコミュニティ『ニコッとタウン』について」
2008年9月に正式サービスを開始した、新・仮想生活コミュニティ「ニコッとタウン」。スクウェア・エニックスのグループ会社にして、
インターネットサービスプロバイダ「ニフティ」で同サービスを提供する株式会社スマイルラボ代表取締役社長 伊藤隆博氏が
「ニコッとタウン」の現状について講演を行なった。
まず伊藤氏は、同社の提供する「ニコッとタウン」の概要について語った。2008年に先行βテストを開始、9月に正式サービス化、
そして2009年1月の時点で会員数13万人を突破、月間100万ユニークユーザー、月間6,000万ページビュー、そして会員比率は
女性率75%と、近年のバーチャルワールドでは、好スタートを切っていることをアピールした。
ライトなコミュニティ層を意識して制作された「ニコッとタウン」は、2Dによるやわらかいタッチのアバターで構成されており、
アプリケーションの類は必要とせず、Adobe Flash Playerで動作する。
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■ ビジネスモデルはアイテム課金と広告モデルの両方 アイテムのバランスが大事
「ニコッとタウン」のサイバーマネーには、無料コインと有料のPコインが存在しており、タウンでのイベントや、ブログの投稿、
ミニゲームのプレイなどで、無料コインが貰える仕組みになっている。
無料のゲーム内通貨を使用することで、2階建てや城など家を拡張することができ、女性が多いことから「プリンセスセット」
といった可愛らしいアイテムの販売なども行なっている。
無料コインの獲得方法には、ブログを書けば200コイン、1回ゲームプレイでは2コインなど少額だ。高額なアイテムの価格は
5,000コインほどになるので、中にはゲームを1日に400回プレイするような人も現われ、ついには「病院まで通うはめになった」、
といった問い合わせを受け取ったこともあるという。
また、ある時から無料コインで遊べるガチャガチャをリリースしたところ、「ニコッとタウン」全体での1日の消費コイン数が大幅に
増加し、これまで5,000コインで販売していた無料アイテムが買えなくなるといったユーザーが続出したという
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20090206/sl.htm