<パキスタン>首相顧問「支援会合に十数カ国が参加へ」
2月6日21時25分配信 毎日新聞
<パキスタン>首相顧問「支援会合に十数カ国が参加へ」
パキスタンのタリーン首相顧問=都内で2009年2月6日、佐藤賢二郎撮影
来日中のパキスタンのタリーン首相顧問(財務担当)は6日、東京都内で毎日新聞などと会見。3月にも日本で開催する方向で調整が進んでいるパキスタン支援国会合について、米国、中国、英国、サウジアラビアなど十数カ国が参加するとの見通しを明らかにした。
各国の外相や財務相が参加する閣僚級会合で、アフガニスタンの旧支配勢力タリバンによる治安悪化への対策の他、干ばつ対策のための水資源開発▽道路などのインフラ整備▽貧困問題などを議題とし、支援策について協議する。
タリーン顧問は「パキスタン人口の2〜3割は貧困層で、金融危機による物価高騰が問題を深刻化させている。一方、テロが都市部にも広がり経済活動にも影響を与え、貧困と戦うと同時に、タリバンやアルカイダとも戦わなくてはいけない」と強調。
具体的に必要な支援額として、
すでに決定している国際通貨基金(IMF)からの総額76億ドル(約6900億円)の緊急支援に加え、「今後3年間、最低でも年間50億ドルの支援が必要だ」と訴えた。【佐藤賢二郎】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090206-00000147-mai-int