給食パン、また爪楊枝 金沢・田上小 児童が発見、袋に穴なし
金沢市教委は二日、同市田上小に提供された三共フーズ(白山市)製造の
学校用給食パンに爪楊枝(つまようじ)が一本見つかったと発表した。
市内では大半の小中学校で一週間前にパン給食が
再開されたばかり。市教委は金沢中署と市保健所に通報した。
市教委によると、三年生の男子児童がパンをちぎって食べていた際、
パンの中から爪楊枝が出てきた。児童にけがはなかった。
パンは同市の三十九の小中学校に届けられたが、ほかに爪楊枝の混入はなかった。
市教委は二日に市内小中学校の校長にファクスで緊急通知し、給食を食べる際の
安全確認の徹底を呼び掛け、三共フーズに社内調査と報告を求めた。
同社のほか、同市の学校給食にパンを提供する他の二社にも安全確認の再確認を要請した。
同市内では昨年四月に城南中で同社製造の爪楊枝混入パンが見つかり、市教委は
小中学校全八十三校中、同社が提供する六十九校で給食パンの納入を一時停止、一月二十六日に再開した。
ただ、今回は前回と異なり爪楊枝にパン生地が付着していなかった。三共フーズの製造工場の
X線検知装置でもパンの中に異物は確認されておらず、市教委は前回と状況が異なるため、
三日以降も給食用パンの提供を続ける方針である。
市教委によると、給食用パンは工場でビニール袋に詰められてシールで閉じられた後、
出荷時も開けられることはなく、配膳(はいぜん)の際に児童がはがすという。
今回はビニール袋にも爪楊枝を刺したような穴は見つからなかった。
以降は↓で
http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20090203102.htm