ある上場企業の社長夫人は「毎月50万円以上買い物をしていたら、高級ホテルのスイートルームに招待されて、高級ワインや
オードブルがでてきました」という。富裕層囲い込みのために行う百貨店や高級ショップの富裕層向けサービスを探る。新年明
けのある日、A氏は都内の超高級ホテルに予約を入れた。1泊なので5万円程度の部屋に泊まれば十分と思い予約を入れてい
たのだが、チェックインして通された部屋はなんと、1泊30万円もするスイートルームだった。なぜそんなことが起きたのか?
これはホテル側のミスではなく、配慮だった。なぜなら彼がアメックスのブラックカード、通称「センチュリオン」のホールダーだっ
たからだ。A氏は30代半ばにして、富裕層の仲間入りをしたビジネスマン。90年代に自らIT関連会社を設立して、7年後に株式
公開し億万長者になった。「株式公開して億万長者になった途端に、高級そうな黒い箱が贈られてきました。開けてビックリ、
それが以前から噂に聞いていた“ブラックカード”だったんです。」。不況の時代とはいえ、富裕層の情報はすぐに広がるもの。
ビジネスのネタは永久不滅なのだ。彼はすぐにカードをオンにしてもらい、物珍しさに最初は使いまくったという。A氏は続けて、
「なんといっても気持ちがいいのは、旅行やレストランなどさまざまなケースで、顧客の中で常に上位にランクされているという
対応をしてくれることです。自然に優越感にひたれて、心地いいですね」と話す。欧米では身分証明書替わりに使われているが、
日本でもやっとその価値に気づいて、富裕層ビジスの大いなる対象として認められつつある。
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