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676 すずめちゃん(東京都)
毎日変態新聞『首相の「駆け足」外交は「各国に乗り遅れまい」との危機感ばかりが空回り』

世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)でのわずか約30分間の演説のため、週
末にスイスへ飛んだ麻生太郎首相。その意欲とは裏腹に、演説内容は過去の政策や構想
の紹介が目立ち、中長期の構想を国際社会に示すことはできなかった。過去最高の約4
0カ国の首脳が集ったダボス会議。しかし首相の「駆け足」外交は、「各国に乗り遅れ
まい」との危機感ばかりが空回りした印象だ。

 演説は力強さを欠いた。地球温暖化問題で20年ごろまでの中期目標を6月までに日
本が決定すると初めて明らかにしたが、既に欧州連合(EU)は「先進国の温室効果ガ
ス排出を30%削減」との中期目標を表明済みだ。
 演説では、08年11月に表明した国際通貨基金(IMF)への融資のほか、事業規
模で約75兆円の景気対策などを強調。中東問題では「テロとの戦い」の焦点であるア
フガニスタンでの民生支援を「元兵士約6万人の武装解除と社会復帰を実現」など具体
的な数字を挙げた。だがいずれも過去の実績のアピールだ。求心力を欠いた麻生政権が、
新たな取り組みを打ち出せない苦しさの裏返しでもある。
 演説に先立ち麻生首相が会ったのはブラウン英首相。会談実現に向けて英国側とすり
合わせた外務省は出発ギリギリまで危ぶんでいた。結局、話はしたが、約25分の「立
ち話」にとどまった。
 08年1月のダボス会議で演説した福田康夫前首相は8カ月後に退陣した。麻生政権
も今秋までには衆院選挙が行われる。外務省幹部は「政権が不安定な日本との交渉に、
各国とも関心を失っている」と懸念を示す。
(続く)
■ソース(毎日新聞)【ダボス(スイス)川上克己】(1月31日 23時03分)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090201k0000m010072000c.html