1/26 英政府、やっぱり軌道修正―大麻をクラスBに「格上げ」
26日より大麻(カナビス)がクラスCから再びクラスBの薬物へと「格上げ」され、
従来よりも厳しい取り締まりの対象になったことが伝えられた。大麻の所持が
見つかった場合、1度目は警告を受けるのみだが、2度目には80ポンドの罰金
が科され、3度目には逮捕されるという。
内務省のアラン・キャンベル氏は「『スカンク』と呼ばれる強力な大麻の蔓延と、
それが引き起こす精神疾患について非常に懸念している」と語り「我々が大麻
を危険麻薬に再度指定するのは人々とそれに続く次世代を守るため」と今回の
軌道修正の目的について説明した。
大麻は2004年に当時の内相デヴィッド・ブランケット氏によって、ある種の精神
安定剤やボディービル用の増強剤と同等のクラスCに格下げされており、個人
使用に限り取り締まりが軽減されていた。
しかしこの緩和以降、大麻使用と精神疾患の関係性について人々の懸念が高
まっており、自身も大学生時代に大麻喫煙の経験があると認めた内相の
ジャッキー・スミス氏は、昨年5月に再び大麻の薬物指定格上げを決定していた。
国民精神健康機関のルイス・アップルビー理事は「大麻は精神に害を及ぼす
可能性があり、一部の精神病は大麻が原因となっていることが証明されている」
と語っている。
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