バージニア工科大で殺人事件、容疑者・被害者ともに中国人―米国
2009年1月23日、「北方網」によると、米バージニア工科大学(バージニア州ブラックスバーグ)で
21日夜(米東部時間=以下同)、同大に通う中国出身の男子院生が、
同じく中国出身の女子院生をナイフで切りつけ殺害する事件が発生した。
仏AFP通信や米NBCテレビの支局・WSLS−TVなどの報道によると、21日午後7時ごろ、
大学構内のレストランで、朱海洋(ジュウ・ハイヤン)が楊欣(ヤン・シン)さんの頭部めがけて
ナイフを振り下ろしたとされている。楊さんは首を切られ死亡した。
被害者の楊さんは北京市出身の22歳。同大で会計学を学ぶため、2週間前に米国に到着したばかりだった。
容疑者の朱は、浙江省寧波市出身の25歳。昨年秋に同大に入学、農業と応用経済を専攻していた。
2人は知り合いとみられている。目撃者によると、2人はレストランで一緒にコーヒーを飲んでいたという。
「直前まで揉めている様子はなく、容疑者が持っていたナイフで被害者に突然襲いかかった」と証言している。
バージニア州の警察当局は殺人容疑で朱を逮捕。現在、州南西部にあるモントゴメリー郡の刑務所で身柄を拘束している。
また、同大警備員が「事件現場に駆け付けた時、全身に返り血を浴びた容疑者が、
切断した被害者の首を持っていた」と証言していることが、米司法部門の調査資料によって明らかとなっている。
朱容疑者を知る人からは「非常に荒っぽい性格だった」「近ごろ行動がおかしかった」など悪い評判があがったが、
「礼儀正しく、謙虚だった」と答える学生もいた。
大学側は「学生や教員が心理カウンセリングを受けられるよう相談室を構内に設けるなど、
キャンパス生活を支援する体制はあった」と説明している。
同大では07年4月、在米韓国人の男子学生による銃乱射事件が発生している。
死亡者数は犯人を含めて33人に上り、世界中を震撼させた。(翻訳・編集/SN)
http://www.recordchina.co.jp/group/g27937.html