インターネットで登録した会員がプロサッカークラブのオーナーとなって、選手の育成や戦術を決める
新しい事業が動き始めた。
チームの新監督には、日本サッカー協会名誉副会長の釜本邦茂氏(64)が就任。釜本氏は「まずは
Jリーグ参入、果ては世界最強クラブへと夢が大きくていい。やれることをしっかりやって、いいクラブを
つくらなければ」と意気込んでいる。
チームの母体となるのは静岡県社会人リーグ1部所属の藤枝ネルソン。システムを運営する
「MYFC(マイエフシー)」に登録すると、一人1票の投票権が与えられ、クラブの運営から選手補強、
先発メンバー選定などあらゆる事案の投票権を持つ。会員に報酬はない。監督も会員が決めるため、
釜本氏は本格稼働まで指揮を執る見込みだ。
現在の会員は約3千人。2月には新チーム名やチームカラーなどを決める会員投票が実施される。
既に元Jリーガーを含む交渉可能選手のリストも提示されており、「攻撃的なチームにしたい」などの
議論も始まった。今夏までの無料登録期間を経て、年会費1万円程度の有料化に移行。将来は
Jリーグ参戦を目指すという。
クラブ代表の小山淳氏(32)は、英国での成功例を習得するなどして準備に奔走。強豪校の藤枝東高で
活躍した元選手とあって「良いチームをつくってサッカーに恩返しをしたい」と自信を示している。
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