「全国学力テスト公表のせいで障害児が排除される!」と橋下知事に抗議
◇「障害児、排除されないか」
障害者らを支援する市民団体の代表らが20日、府庁を訪問し、障害者教育の進め方を問う知事あての公開質問状を出した。
「橋下徹知事が進める競争主義になじまない障害児は、集団から排除される可能性がある」と、
学力を重視する知事の教育政策への強い懸念を示した。2月20日までの回答を求めた。
質問状を出したのは122団体。全国学力テストの結果を巡る市町村の競争が激化すれば、
障害児が排除されないか▽障害児教育の今後をどう考えているのか――などを聞いた。
会見には障害者も参加し、支援学校ではなく地域の学校に通う大切さなどを訴えた。
大阪市の前田美貴代さん(41)は、脳性まひで下半身が不自由な長男蓮君(9)が、
地域の小学校に通いながら子どもたち同士で助け合っている様子を説明。
「成績重視になれば、大阪の素晴らしい取り組みが後退するのではないか」と懸念していた。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090121-00000125-mailo-l27