受動喫煙防止条例でタウンミーティング1000人超す参加者
全国初となる屋内での喫煙を規制する「公共的施設における受動喫煙防止条例」について、
松沢成文知事が条例について県民に説明し、意見交換を行うタウンミーティングが18日、
横浜市中区の県民ホールで開かれた。
会場には1000人を超える参加者が詰めかけ、関心の高さをうかがわせた。
まず松沢知事が条例素案について説明。その後関係者6人の意見発表が行われ、
レストラン「ハングリータイガー」の中田有紀子取締役は
「平成11年に全店舗禁煙としたが売り上げに影響はなかった」などと述べた。
一方、県喫茶飲食生活衛生同業組合の八亀忠勝理事長は「大不況になぜやるのか。
小規模飲食店などは除外になったが、引き延ばされただけ。条例は悪法」と主張した。
最後に参加者から選ばれた10人と松沢知事が意見交換。
「県で条例を作るべきか疑問。がんじがらめでなく
(喫煙者の)知恵で避けられるのでは」「飲食店経営は難しいというが、
全部禁煙にすればそんなことはないのでは」といった意見が出た。
タウンミーティング終了後、東京都渋谷区からきたという女性会社員は「知事の話には説得力があった。
(小規模飲食店などの規制への取り組みは)努力義務という点はがっかりしたが、
まずは条例を始めて広げていくことが大切」と話した。
松沢知事は「条例は必要という、参加者との意識の共有を確認できた。
今日の意見を受けて、変えられることは柔軟に対応していきたい。
最後は2月の定例会で提案し、議員の決断を促したい」と話した。
2009.1.18 20:52
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/kanagawa/090118/kng0901182053005-n1.htm