特産品の覆面レスラー続々、静岡・富士宮プロレス旗揚げ
地域密着型のプロレスをまちおこしにつなげようと、静岡県富士宮市民の有志約10人が実行委員会を発足させた。
同市内の朝霧高原で飼育されている「朝霧牛」などをキャラクター化した
覆面レスラーの参戦も決まり、5月ごろの旗揚げを目指している。
静岡県東部では2006年9月に、沼津市で「沼津プロレス」が旗揚げしている。
沼津プロレスの盛り上がりを見た住宅設備会社社長の石川俊洋さん(46)ら
富士宮青年会議所のメンバーが中心となり、昨年12月に富士宮プロレスの実行委員会を結成した。
代表を務める石川さんは「昔はテレビでプロレスを見るのが家族のだんらんだった。
プロレスで、小さい子どもからおじいちゃんまで世代を問わず一緒に楽しんでほしい」と話す。
朝霧牛から「高原の神秘エンペラー・ド・アサギリ」、
富士宮市が日本一の出荷量を誇るニジマスから「ニジマス戦士エル・トラウト・ザ・レインボウ」、
武田信玄の軍師といわれる富士宮市ゆかりの山本勘助から「グレート・ザ・KANSUKE」など、
これまでに6人の覆面レスラーを考えた。
マスクが完成した3人はすでに昨年12月の沼津プロレスでデビューしている。
実際の試合では、プロレスラーが覆面をかぶって登場する。
同市出身の人気女子プロレスラー植松寿絵さんの出場も決まっている。
覆面レスラーは地域のイベントにも参加し、ご当地ヒーローを目指す。
プロレスの試合は年数回を予定している。
現在、悪役レスラーのキャラクターをホームページで募集している。
石川さんは「最終的には市内の地域ごとの覆面レスラーを登場させ、
地域対抗戦で盛り上げたい」と構想している。
問い合わせは石川さん(090・4261・9897)へ。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090115-OYT1T00909.htm