高齢者の4割が友人なし。おまえらの10割が友人なし

　阪神大震災で被災し、神戸市の災害復興住宅に暮らす高齢者の４割が地域に友人
を持たず、３割が「今でも地震を思い出し、不安になる」と訴えていることが、朝日新聞
の調査でわかった。震災から１４年を迎え高齢化が進むが、お年寄りを核としたコミュ
ニティーが十分に成立していない。４割が「月収１０万円未満」で、孤立感と経済的困
窮が強い不安となって、心身をむしばんでいる様子がうかがえる。（阿久沢悦子）

　神戸市中央区と灘区の大規模災害復興住宅群「ＨＡＴ神戸」（約６千世帯）に暮らす
６５歳以上の男女に昨年１１〜１２月、面接方式で暮らしぶりを聞いた。ＨＡＴ神戸の高
齢者は５割を超える。有効回答は４８２人で、平均年齢は７５．８７歳。世帯形態別では
単身が６４．７％、夫婦が３３．０％。

　ＨＡＴ神戸内に友人が「いない」と答えた人は４０．０％、復興住宅の自治会や行事に
参加していない人は５３．５％に上る。住宅内の「若い人や子どもとの会話」は「よくあ
る」の１４．９％に対し、「まったくない」は３３．０％だった。

　復興住宅に入居して寂しいと感じることが「ある」は２１．６％。このうち３６．５％が「入
居してからずっと寂しい」、３９．４％が「入居したばかりの時より今の方が寂しい」と答
え、孤立感を抱き続けている人や、一層深めている人が多いことがわかった。

　収入源（複数回答）は年金８３．２％、生活保護１６．０％、給料・賃金７．７％の順。生
活保護受給率は６５歳以上の全国平均（２．２％）の約７倍。世帯の月収は「５万〜１０
万円未満」３７．８％、「１０万〜１５万円未満」２６．６％と低めで、「５万円未満」「なし」も
計４．２％いた。

http://www.asahi.com/kansai/sumai/news/OSK200901150100.html

友達なんていらないという強がり速報
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