JR北海道は15日、函館線を走行していた普通列車が同日午後、
前方で停車していた貨物列車に衝突しそうになる事故があったと発表した。
運転士が貨物列車に気付いてブレーキをかけ、普通列車は約250メートル手前で急停車、
けが人などはなかった。
同社は国土交通省に重大インシデントとして報告、
同省運輸安全委員会は信号違反の可能性もあるとみて調査官2人の派遣を決めた。
国交省などによると、15日午後2時35分ごろ、旭川発岩見沢行き普通列車(
3両編成、乗客44人)の運転士が、江部乙−滝川間の信号機を確認した際「黄色」
の注意信号だったため進行。ところが前方に北旭川発札幌貨物ターミナル行き貨物列車
(12両編成)が停車しており、急停止した。
普通列車は当時、時速10キロ程度で走行。貨物列車は、滝川駅で除雪作業が行われていたため、
現場で待機していたという。
JR北海道によると、前方に車両がある場合は通常「赤色」の停止信号が表示される。
運転士から連絡を受けた同社が、再現実験を行った際にも注意信号が表示されたといい、
同社が詳しい原因を調べている。
http://www.47news.jp/CN/200901/CN2009011501001042.html