歯科インプラント治療を手がける国内の歯科医を指導する立場にある複数の歯科医が、
ドイツに本部を置くインプラント国際学会の認定医試験を受験する際、他の歯科医の治療例を
自身のものと偽る目的で、治療の記録や術前・術後の写真を借りていたことが分かった。
一部の歯科医は取材に対し、実際に虚偽の書類を提出して認定医の資格を得たことを認めている。
問題になっているのは、会員約1万人を擁する欧州最古のインプラント学会
「DGZI」(ドイツ口腔(こうくう)インプラント学会)の認定医資格。
他の歯科医の治療例を借りたとされるのは、DGZIの日本支部を統括する国内の学会「AIAI」
(最先端インプラント国際学会)の会長職を10月に辞任した竹前健彦(やすひこ)氏(65)のほか、
現職のAIAI幹部3人を含む、少なくとも計5人。
5人は01〜02年にドイツであったDGZI認定医試験に合格した。
以下略
http://www.asahi.com/national/update/0111/TKY200901110151.html