韓国がヨーロッパを見習い都心に自転車専用トンネルを建設
ドイツ北部の都市ミュンスターの中心部では、自動車の制限速度が時速30キロとされている。
自転車が車の前を通り過ぎようとすると、ドライバーはクラクションではなく窓の外から手を出し
て先に行くよう促す。車は走行する自転車と1メートル以内の距離に接近すると、罰金を支払わ
なければならないからだ。交差点では自転車専用の停止線が車の停止線よりも3メートル前方
に引かれており、安全にも配慮している。人口は28万人だが自転車は50万台というミュンスタ
ーでは、自動車は最も不便な交通手段ともいわれている。
フランスのパリでは2007年7月、オートバイのように後輪を鉄のカバーで包むことで安全性を
高めたクリーム色の自転車が登場した。これはこの自転車をレンタルする「ベリーブ」と呼ばれ
る事業が始まったもので、すでに大成功を収めたともいわれている。300メートルごとに準備さ
れた駐輪場には10台から50台の自転車があり、1日1ユーロ(約122円)を支払えば誰でも利用
可能だ。自転車はバス専用路を走ることになっており、この専用路と一般車道との間には高さ
20センチの段差があって、車が進入できないようになっている。パリのドラノエ市長が「自動車
を減らす」として始めたこの自転車レンタル事業は、1カ月の利用者数がすでに200万人を超え
ているという。
韓国政府がソウル江南のテヘラン通りなど、都心の主要道路のセンターラインや樹木が植え
られた中央分離帯などの上に、高さ4メートルの高架道方式のトンネル型自転車専用道路を建
設すると発表した。トンネルの外壁には太陽電池を取り付け、冷房と照明のための電力も補う
という。トンネル内には自転車の利用者に追い風を吹き付けるための送風装置も設置し、時速
20キロから30キロの速度を出せるようにする。トンネルの入り口と出口の傾斜はおよそ3度で、
自転車の上り下りも楽にできるという。
以下(略
http://www.chosunonline.com/article/20090111000023