信越本線米山駅の護岸壁崩落
2日午前7時ごろ、柏崎市のJR信越線米山駅構内の線路わきの護岸壁が崩れた。現在使用していない海側の線路の路盤が崩落、
ほかの線路への影響が懸念されたため、同日夕まで柏崎―直江津間で運転を見合わせた。
特急、普通列車合わせて27本が運休や区間運休し、約4200人に影響が出た。
JR東日本新潟支社によると、日本海に面した同駅構内で、海と線路部分を隔てるコンクリート製の護岸壁が
幅約10メートル、高さ約6メートルにわたって崩落した。波で線路下の路盤が浸食され、使われていない線路が数メートル宙づりの状態になった。
近くにある下り線路部分の浸食を防ぐため、崩れた部分に土のうを積むなどの仮復旧作業を行い、
約10時間半後の午後5時半ごろ、運転を再開した。原因は調査中。
この影響で、特急「北越」上下6本が新潟―直江津間で運転を見合わせ、普通列車上下21本も運休や区間運休した。
一時、長岡―柏崎、柏崎―直江津間でバスによる代行輸送を行った。
福井市へ向かった新潟市秋葉区の本多忠博さん(59)は長岡駅で「運休を知り引き返そうと思ったがバスが出るというので来た。
何時に着けるか分からないが、今日中に着ければ」と代行輸送のバスに乗り込んだ。
新潟地方気象台によると、1、2日とも柏崎地方には波浪注意報が出ていた。
計測場所でないため記録はないが、2・5メートルから3メートルの波があったとみられる。
新潟日報2009年1月2日
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=1&newsNo=156376