08年も王座を守ったが、ジムが「国民の期待」に見合うマッチメークをしているとは言えない。
過去4人の挑戦者のうち、山口も含め3人がWBCランク2ケタの日本人。「ファンの喜ぶ試合が
したい」は内藤の口癖だが、世界の強豪と拳を交えなければ、しらけるお客もいるはずだ。
一見派手な2連続KO防衛も、実力差をそのまま見せただけ。今後、WBCからは1、2位との
指名試合が2連続で義務づけられた。「1位は絶対に強い。でも体力はまだまだある。おれは
伸びている」。進化を求め続ける34歳が、試練の09年を迎える。(広部憲太郎)
http://www.asahi.com/sports/spo/TKY200812240124.html