●草津温泉が6年連続で全国1位
全国の旅行業者が選ぶ第二十二回「にっぽんの温泉100選」で、本県の草津温泉が六年連続で全国一位に選ばれた。
泉質、全体の情緒、業者から見た「送客のしやすさ」などが高く評価された。ガソリン高の影響で高速道インターから近い伊香保温泉や水上温泉などは順位を上げるなど、県内の六温泉地がランクインした。
総投票数約三万六千六百票のうち、草津は千八十五票を獲得し、二位の登別(北海道)を百五十票近く上回った。
泉質への高評価や湯畑を中心とした温泉街の風情などに加え、旅行業者にとって顧客ニーズの多様化に応じられる充実した宿泊施設も支持された。
草津のほかにランクインしたのは、伊香保が十九位(前年は二十五位)、四万が二十七位(同二十位)、万座が三十五位(同四十六位)、水上が七十二位(同九十四位)、法師が九十三位(同七十七位)。
今年は夏までのガソリン高による出控えが旅行産業に逆風となったが「高速道からのアクセスの良い伊香保や水上などはマイカー利用客に好まれた」(主催者)とみられる。
草津町観光創造課は恒例の旅行代理店回りや各地での観光PRをはじめ、東京・銀座に県が開設したぐんま総合情報センターでのキャンペーンも奏功したと分析。「今後も連続して選ばれるよう努めたい」としている。
県観光国際協会の寺沢康行専務理事は「県内から六温泉地が選ばれたのはうれしい知らせだ。これらの温泉地や地域を巻き込み、県内への誘客底上げを図りたい」と話した。
「にっぽんの温泉100選」は観光業界紙の観光経済新聞社(東京都)が主催。旅行代理店や航空、鉄道会社の担当者が七−十月に投票、業界団体代表者らが審査で選んだ。
http://www.jomo-news.co.jp/news/a/24/news04.htm