NASAがスペースシャトルをもらってくれる人を募集中

このエントリーをはてなブックマークに追加
1 ネチズン(神奈川県)

 【Technobahn 2008/12/18 12:20】NASAは17日、2010年に予定しているスペースシャトル
の全機退役に向けて退役後のスペースシャトルの引き取り手の募集を開始した。

 NASAでは引き取り手は学校や博物館などの「適切な組織」を対象としているとした上で、
更に、スペースシャトルは温度管理された屋内の展示施設に設置することなどの条件も付
けている。

 引き取り手はまた、現役スペースシャトルの装備解除の費用と展示場所までの輸送費と
して、米国本土の場合で約4200万ドル(約40億円)の費用負担をする必要も生じる。

 この内、輸送費用は約600万ドル(約5億7000万円)となるが、輸送費用は展示場所の立
地条件によっても異なってくるため、実際には600万ドル以上の費用がかかる場合もある
とも説明している。

 スペースシャトルはメインエンジンを取り外して、各、引き取り手の元に送られるため、
4000万ドル超と高額な費用負担に応じられない場合には、メインエンジンだけを引き取って
展示するということも可能。この場合の費用は40万〜80万ドル(約3800万〜7600万円)となる。

 現役のスペースシャトルは現在、ディスカバリー、アトランティス、エンデバーの3機が存在
している。この内、1機に関しては既にワシントンDCにあるスミソニアン航空宇宙博物館に展
示されることが内定している。残りの2機に関してはしばらくの間はケネディースペースセンタ
ーで保管された後、引き取り手の元へと「最後の旅」に付くこととなる見通しだ。
http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200812181220