【依頼557】
麻生内閣メールマガジン(毎週木曜配信)の動画コーナー「太郎ちゃんねる」の人気が低迷している。
メルマガの目玉として麻生政権で新設されたが、読者の満足度は全コーナーの中で最下位が続いている。
「太郎ちゃんねる」は首相に対する1〜3分程度のインタビュー。「今週のお題」として、「総理にとって
スポーツとは?」「夫人から見た家庭での麻生太郎は?」など、軟らかい話題を取り上げている。
「首相の自然体を出せていい」(首相周辺)という狙いで始められた。
内閣広報室によると、読者の投票結果は「満足」と「やや満足」を足すと、第1回の10月2日付は
6割に達した。ところが回を重ねるごとに下降傾向にあり、10月下旬に5割を割った。「10年後の
日本は?」というテーマに「新興国のお手本となる」などと語った12月4日付は40.1%にとどまった。
メルマガには首相や閣僚、ゲストによる寄稿のコーナーもあるが、最近4回は「太郎ちゃんねる」の
満足度が最下位。メルマガ全体の満足度も10月2日付の66.6%から、12月4日付では46.4%と
落ち込んだ。
ただ、メルマガの登録者数は、高い人気を誇った小泉内閣当初の226万人(02年初め)からの
減少傾向に歯止めがかかっている。安倍内閣で7万人、福田内閣で5万人減らしたのに対し、
麻生内閣では2カ月間で2万人増え、150万人を超えた。(五十嵐誠)
http://www.asahi.com/politics/update/1217/TKY200812170381.html