【依頼678】
民主と相乗りに
自民党県連は10日、来春の知事選で、関西大教授の白石真澄氏(50)を推薦する方針を固めた。
早ければ11日の県選出国会議員団会議で決定する。
無所属出馬の意向を示す白石氏を巡っては、民主党県連が推薦を決めており、
両党相乗りになるのは確実な情勢だ。
自民党県連は今年4月から、県議による知事選対策プロジェクトチーム(PT、鈴木良紀座長)で
候補者の選定を進めてきた。12月定例県議会閉会日の19日を期限としていたが、
9日の会合でも結論が出ず、県連の意思決定は国会議員団会議に委ねられている。
県連幹部によると、県連ではPTの選定作業と並行して、水面下で国会議員が候補者擁立を模索。
千葉市在住で県教育委員を務め、政府の教育再生会議や規制改革会議の委員なども経験し、
「教育の充実や中小企業支援など、政策で違和感がない」白石氏に白羽の矢を立て、
秋頃までに出馬の感触を得たという。
県連は11日の国会議員団会議で、少なくとも白石氏推薦で大筋合意を取り付け、1
9日の県議団議員総会に報告。選対委員会で正式決定した後、年内に党本部の推薦を得たい考えだ。
ただ、民主党と相乗りになる白石氏の推薦に反対する議員もおり、県連内を完全に一本化するのは難しそうだ。
また、同じ与党の公明党県本部も、吉野秀夫代表が今年3月の自民党県連定期大会で、
知事選での共闘を呼びかけた経緯があり、白石氏推薦の方向で最終調整に入った。
近く正式に推薦決定するとみられ、3党相乗りになる可能性が高まってきた。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/chiba/news/20081210-OYT8T00853.htm