【依頼425】
相模鉄道(株)と東京急行電鉄(株)が2019年開業を予定する「相鉄・東急直通線」。
港北区内では、新横浜・綱島・日吉を経由する。それに合わせて新横浜と綱島に新駅が設置される。
事業主体の「独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構」では先ごろ、沿線住民に対し説明会を実施した。
相模鉄道と東京急行電鉄の相互直通運転により、時間短縮や新幹線へのアクセスの向上、既設路線の混雑緩和などを目的とするこの事業。
JR東海道貨物線横浜羽沢駅付近から東横線日吉駅間の新ルートが建設される。区内の区間のほぼ全域が地下鉄になる。
同機構では地下鉄を選択した理由を「騒音や日照などの環境への影響を配慮した結果」と説明。
日吉駅の手前、箕輪町まで地下鉄となり、日吉駅からは東急線と同じ線路となる。総事業費は約1千957億円を見込んでいる。
綱島に地下鉄駅
綱島には東横線綱島駅とは別の地下鉄駅「新綱島駅(仮称)」が新設される。綱島街道の東側、鶴見川付近に作られる予定だ。
同機構では、地下鉄の出入り口の設置場所と既存の綱島駅との接続方法などに関しては今後、市や地元と話し合って決めていきたいとしている。
また「新横浜駅(仮称)」は、既存の新横浜駅の前、環状2号線の下に設置される予定。接続や出入り口の場所に関しては、
日産スタジアムや横浜アリーナなど周辺施設と協議した上で決めたいとしている。
相互乗り入れが行われると、新横浜駅−渋谷駅まで現在の41分から30分に短縮される。
かつて沼地が多かったとされる区内では、地下鉄の敷設を安全面から疑問視する声もあるが、
同機構では、今後も地質調査を継続して実施し、その結果を踏まえて地下鉄の構造を決めたいとしている。
新駅ができる周辺の住民からは「どこに出入り口ができるか知りたい」という意見も多く、
それによって、今後の経済効果にどのような変化があるかに関心を寄せている。
路線図画像:
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