プロ野球ドラフト1位選手がK-1戦士に転身へ。2005年、千葉ロッテマリーンズのドラフト1位で今季戦力外通告された柳田将利が3日、K-1に転向することが本紙の取材で明らかになった。
球界関係者が「間違いない」ともらしたのだ。過去にプロ野球からは立川隆史が引退後にK-1デビューしているが、今季まで現役だった選手が転身するのは初。
プロ転向した柔道北京五輪金メダリスト石井慧に注目が集まるマット界だが、今度は水面下で石井と同い年のプロ野球選手が、
立ち技格闘技K-1への転向に向けて動き出していることが分かった。球界関係者によると「ロッテの柳田が格闘技をやりたがっている。K-1サイドと話し合いをもつ」と実際に交渉に入るのも間近だという。
柳田といえば、甲子園球児として青森山田高校時代から脚光を浴び、05年のドラフト1位で千葉ロッテマリーンズに入団。
投手としてはMAX149キロの速球、打者としては高校通算36本塁打の長打力があり、プロ入り後は投打2刀流が期待される逸材だった。
だが、足のケガで才能が開花することなく、10月1日付けで戦力外通告された。
体重約100キロという巨体の持ち主。その恵まれた体格からついたニックネームは「どすこい君」。
しかし、ただの巨漢ではない。前出の球界関係者によると「あの大きな体でも楽々とバック転ができちゃうんだから、身体能力は相当なものを持っている。
動きも速く、格闘技には前々から興味があったみたい」という。ヘビー級ながら抜群の運動神経を兼ね備えた逸材なのだ。
プロ野球界からは、同じくロッテの立川隆史が引退して1年後の31歳でK-1に挑戦したが、今シーズンまで現役だった選手が転身するとなれば初めて
K-1の谷川貞治イベントプロデューサーも「興味があって来てくれるならうれしい。お会いしたいです」と歓迎ムードだ。
若くして球団からリストラされたプロ野球選手が四角いジャングルへ。弱冠21歳の若武者が人生の新たな一歩を踏み出すことになる。
http://netallica.yahoo.co.jp/news/57441