帯広・広尾自動車道 幸福−中札内が開通 義剛の牧場から生キャラメルを高速で運ぶことが可能に
http://www.tokachi.co.jp/news/200811/20081129-0000048.php 高規格幹線道路「帯広・広尾自動車道」の幸福IC(インターチェンジ)−中札内IC間(6キロ)の開通式が
29日午前10時から、幸福ICで行われた。道横断自動車道(道東道)と結ぶ道路網が整備され、
南十勝から帯広市街などへのアクセスが向上。国会議員や道議、行政関係者ら約80人が出席し、
テープカットで開通を祝った。式典終了後の午後1時から一般の通行が開始された。
幸福IC−中札内IC間が開通し、走り初めする来賓らの車両(29日午前10時10分ごろ。
幸福IC付近で。山下僚撮影)
帯広開発建設部が整備する同自動車道は、道東道から分岐した一般国道の自動車専用道路。
十勝港とつなぐ約80キロで計画が進み、今回の開通で帯広JCT(ジャンクション)−中札内ICの
36キロが結ばれた。とかち帯広空港、十勝港にアクセスする道路網の整備、救急医療搬送の
環境が向上した。芽室帯広IC−中札内IC間は通行無料。
開通式では、中川昭一財務・金融相、鈴木宗男、石川知裕の3衆院議員、中川義雄、小川勝也の
両参院議員、砂川敏文帯広市長、田村光義中札内村長らがテープカットした。
快晴の青空の下、来賓らを乗せた車両が中札内ICに向けて走り初めした。
同11時からは中札内小学校体育館で開通式典が開かれ、帯開建の安田修部長が
「(開通が)物流や救急医療の充実など十勝の振興に寄与されることを願いたい」とあいさつ。
祝辞で中川財務・金融相は「必要な道路はきちんと造ることを約束する。
造ることがプラスになるよう皆さんに活用していただきたい」と述べた。
同自動車道は1995年に着工。2003年3月に帯広JCT−帯広川西IC間(17キロ)、
06年3月に帯広川西IC−幸福IC(13キロ)がそれぞれ開通している。
今区間は暫定2車線で、事業費は約198億円。開通区間36キロの事業費は約1408億円。