日本人から以前よりもたくさんの韓国語が口から飛び出すので、「どうしたん」と聞くと、
「冬のソナタのおかげ」と返ってきた。
これはTVドラマではなく、今春から全国各地のホールに設置されているパチンコ「CR冬のソナタ2」のことだ。
大当たりすると流れる実写場面の会話は、韓国語を選べる。これは前作にはなかったこと。友人いわく
「楽しめながら韓国語も勉強できる」と大絶賛だ。
「CR冬のソナタ2」のコーナーはすっかり女性客を虜にしてしまったようだ。実際、ホールで確認してみたら、
冬ソナファンのほとんどが、韓国語を選択してストーリーを楽しんでいた。なかには、韓国語のセリフを一緒に
なって口ずさんでいる人もいたほど。
韓国語学習といえば、私のときはNHKのテレビ・ラジオ番組を利用したり、語学テープを聴いたものだ。
まさか、パチンコを楽しみながら学ぶ時代がきたとは信じられない。まさに隔世の感がする。
友人はヨン様のファンクラブにも入った。「韓国語がない生活なんてとうてい考えられない」と聞いて、
在日の私すら開いた口がふさがらなかったほど。全身どっぷりコリアンウェーブの洗礼を浴びているかのようだ。
「今日は4日。冬ソナ2にいかなくちゃ」と友人。「なんで?」と聞くと、「知らんの。4のつく日は冬ソナに
決まってるやん。だってヨン(4)さまの日なんだから」。
まだまだ根強い冬ソナパワーに脱帽。
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