【依頼70】
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20081127/CK2008112702000128.html 一九九二年に交通事故を起こしたとして業務上過失致死罪に問われ
初公判後に姿を消して今年十月に拘置された渋川市渋川、無職草野秋義被告(57)が
二十六日、十五年ぶりに前橋地裁(倉沢千巌裁判官)に出廷し、公判が再開された。
草野被告は「信号は赤ではなかった」と起訴事実を否認した。
冒頭、倉沢裁判官は「前の裁判からだいぶ時間がたっているので、名前や住所の
確認から始めます」などと発言。草野被告は罪状認否で「信号は青が黄色に変わったところだった」と述べた。
起訴状によると、草野被告は九二年八月十日、乗用車を運転し高崎市の国道交差点で
赤信号を無視、同市の男性=当時(53)=の軽乗用車に衝突し、男性を脳挫傷で死亡させた。
公判後、草野被告の弁護人は「(被告は)前の公判で自分の言い分が聞き入れられず
気力がなくなり、裁判に出なくなった」と説明。「自宅などにいて、逃亡していたわけではない」とした。
前橋地検によると、草野被告は九三年五月の初公判で起訴事実を否認した後、所在不明となり
今年十月十七日に発見された。