小日本で9条が維持出来るは東アジアの反共ラインが韓国に設定されているから 小日本は韓国に感謝すべき

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1 コンブ(東京都)

 そろそろ「反戦と抵抗の祭〈フェスタ〉08」だ。昨日はその会議に行ってきた。29日は屋内集会、
30日はデモ! 麻生邸ツアーでの逮捕後、初めてのデモなのでなんだか緊張するけどわくわくする。
ちなみに今となっては「リアリティツアー」の方が有名となってしまったが、もともとあのツアーは
「反戦と抵抗の祭〈フェスタ〉08」のプレ企画なのだ。

 それにしても盛り沢山な2日間だ。29日は午後1時から夜9時まで渋谷勤労福祉会館で様々な
プログラムが組まれている。13時からは「戦争とファッショ」。15時からは「戦争が日常にある風景 
アメリカ・韓国・日本」として、韓国の兵役拒否の若者などが話してくれるようだ。今年の8月、
私も韓国で良心的兵役拒否をしている20代の若者の取材をさせてもらい、大変刺激を受けた。
イラク戦争をテレビなどで見て、「人を殺戮する技術を学ばない」という選択をした彼。しかし、
その代償は1年4ヵ月の獄中生活だった。しかも、徴兵制のある韓国では、軍隊を終えないと
就職すらままならないという。「社会的な死」を覚悟しての兵役拒否。そんな彼は自らの
兵役拒否問題を「日本の9条の影の部分」と語ったのが非常に印象的だった。日本で9条が
維持しえたのは、東アジアの反共ラインが韓国に設定されているからではないか、という指摘だ。
それが自分たちに暗い影を落としている。だからこそ、「自らの問題」として自分たち兵役拒否者の
問題を考えてほしいという発言に、大いに考えさせられたのだった。韓国取材についての本は
12月、『怒りのソウル』というタイトルで発売されるのでぜひ読んでほしい。

 他にも別室で展示や「アクティビストのためのD.I.Yメディアワークショップ」などが開催される。
「生存」「反戦」「恐慌」「自由」と名付けられたそれぞれのプロクグラムには、「格差」「貧困」、
そして「恐慌」「戦争」、また今回の麻生邸逮捕のような「言論、表現の自由の弾圧」など、
様々な問題が複雑に絡み合いながらも根底では無気味に繋がっている実態がきっと
浮かび上がってくるはずだ。

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