監視カメラで下着ドロ御用、夫が寝ずの番
福岡県の職員の男が24日、女性の下着を盗んだとして窃盗の現行犯で同県警八女署に逮捕された。
女性の夫が、自ら自宅に設置した監視カメラで下着を盗もうとしている男を発見、自ら取り押さえて同署
に引き渡した。夫の執念が実った形で、同署でも「よくやった」と話している。
窃盗の現行犯で逮捕されたのは、筑後市にある福岡県八女(やめ)土木事務所日向神(ひゅうがみ)ダ
ム管理出張所職員、矢加部正孝容疑者(49)。調べでは、矢加部容疑者は24日午前3時50分ごろ、同
県立花町の造園業の男性(31)方の一軒家で、庭の物干し台に干してあったショーツ1枚(800円相当)
を盗んだ。ショーツは男性の同年代の妻のもの。
男性宅では、5月ごろからブラジャーなど下着を盗まれる被害が3件相次いだため、腹に据えかねた
男性が10月に物干し台を監視できる防犯カメラを購入し、自宅の軒下に設置。犯行時間が常に深夜か
ら未明であることから、毎日、眠い目をこすりながら家の中でテレビ画面に映し出される映像に目を光ら
せていたという。男性は24日も未明まで室内で映像を見ていたところ、矢加部容疑者がショーツを盗ん
でいるところを確認。すぐに庭に飛び出して、その場で取り押さえた。
矢加部容疑者は「勘弁して。許してください」などと懇願したが、これまでの行為に腹を据えかねていた
男性は「警察に行きますよ」と言い、近くの駐在所まで連れて行き身柄を引き渡した。
八女署員によると、加部容疑者は「外見はまじめそうで普通の人。何でこんなことをしたんかなと思うよ
うな感じ」。妻帯者で子供もおり、犯行当日は休日だった。調べに、犯行を認めて反省しているという。
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2008/11/25/05.html