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【リマ23日共同】反米左翼政権の産油国ベネズエラで23日、地方選が行われた。チャベス大統領の支持基盤である貧困層へ
の社会政策の原資となってきた石油の国際価格が急落。野党勢力は好機とみて勢力回復を目指している。
23州のうち22州知事とカラカス首都区長官などが改選対象で、各種世論調査によると、10近い州の知事選で野党陣営の
優勢が伝えられ、野党知事は現在の2州から増えるとの見方が強い。
「21世紀の社会主義」を掲げ、政権長期化を狙うチャベス氏は、大統領の再選制限規定撤廃を柱とする憲法改正案が昨年
末の国民投票で否決され、支持率が緩やかな低下傾向にある。
野党陣営はチャベス氏の強権的な政権運営に反発する各階層への支持拡大を目指し、2012年の次期大統領選で大票田と
なる首都近郊のミランダ州など人口密集地帯で勝利し、政権交代への道筋をつけたい意向だ。
http://www.47news.jp/CN/200811/CN2008112301000175.html