21日午前のロンドン外国為替市場の円相場は反落。午前9時半現在、前日終値に比べ
30銭円安・ドル高の1ドル=95円30―40銭で推移している。
米銀シティグループの再編観測を背景にアジア株、欧州株が上昇していることを受け、
投資家のリスク許容度が高まるとの見方から円売り・ドル買いが優勢。
円が前日のニューヨーク市場で一時93円55銭と10月28日以来の水準まで上昇したこと
も反動の円売りを誘っている。
円の対ユーロ相場は反落。同60銭円安・ユーロ高の1ユーロ=119円60―70銭で取引
されている。株高に加え、前日に円高・ユーロ安が進んだ反動から、この日は円売り・
ユーロ買いが優勢で推移している。ユーロは対ドルで反発。
現在の水準は同0.0030ドルユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.2545―55ドル。
スイスフランは対ドルで続落。スイス中銀が前日に大幅利下げを発表したことを受け、
同0.0055スイスフランフラン安・ドル高の1ドル=1.2250―60スイスフランで推移している。
一時は1.2298スイスフランと2007年6月29日以来の安値を付けた。
http://www.nikkei.co.jp/news/market/20081121m2ASH2IILM1211108.html