事件7時間前に不審な車 下見か、吉原さん宅南路上
元厚生次官ら殺傷事件で、東京都中野区の吉原健二さん(76)宅で妻靖子さん(72)が
刺された事件の約7時間前、吉原さん宅から約130メートル南の路上に野球帽をかぶった
20−30代の男が乗る黒っぽいワンボックスカーが止まっていたことが21日、分かった。
車があったのは、吉原さん宅から約80メートルにわたり道路に残っていた血痕が途切れた付近。
警察犬もほぼ同じ地点で犯人のにおいを追跡できなくなっており、警視庁は犯人が下見をした上、
同じ場所に逃走用の車を止めて犯行に及んだ可能性もあるとみて捜査している。
目撃者(48)によると、車を見たのは事件当日の18日午前11時20分ごろから11時半ごろ。
現場は住宅街の一方通行の道路で、目撃者は「道幅が狭いところに邪魔だと思った。
普段は見かけない車だった」と話している。
靖子さんは同日午後6時半ごろ、宅配業者を装った男に玄関で刺され、重傷を負った。
靖子さんは警視庁の聴取に「犯人の顔を覚えていない」と証言。警視庁は一家の顔見知りによる
犯行の可能性は低いとみて、現場の遺留品や目撃者捜しに全力を挙げている。
2008/11/21 19:33 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200811/CN2008112101000755.html 依頼153