【読書】「かんなぎ」アニメ化で好調

本の王子様：「かんなぎ」アニメ化で好調　「ネギま！」「ハチワンダイバー」激突に注目

　マンガ・ライトノベルの専門店「まんが王八王子店」のバイイングマネジャー、日吉雄さんが毎週、注目作品の動きを最前線から報告する「本の王子様」。先
週（11月9〜15日）のトップは、10月からアニメが放送されたラブコメディー「かんなぎ」でした。

◇前週の動向
新作がほぼ“壊滅”の週となりましたが、前々週にわずか1日だけの集計で6位になった「かんなぎ」6巻（一迅社）が予想通りの1位でした。
アニメ化された作品としてはこの秋一番の売れ筋で、収まるところに収まったという感じです。
2位の「世界樹の迷宮2　六花の少女」上巻（一迅社）は、ゲーム原作のマンガですが、作家と原作の人気が順位を押し上げたようです。
雰囲気もゲームを再現しており、コラボレーションとしてはいいマッチングだと思います。
4位の「灼眼のシャナ」17巻（アスキー・メディアワークス）、5位の「神曲奏界ポリフォニカ　クリムゾンS」1巻（ソフトバンククリエイティブ）、
7位の「とある魔術の禁書目録SS」2巻（アスキー・メディアワークス）は、いずれもライトノベルの人気作。強いタイトルは残りますね。

◇今週の動向

　先週とは対照的に新刊ラッシュで、総入れ替えとなるでしょう。激戦を制すのは「ネギま！」24巻（講談社）と予想します。
アニメDVD付きの限定版と通常版の両方がランク入りする可能性もあります。
サンデーからは当店でなぜかよく売れる「史上最強の弟子ケンイチ」31巻（小学館）と「金剛番長」4 巻（同）もランクインの候補。
ドラマにもなった「ハチワンダイバー」9巻（集英社）、アニメ化で注目の「鉄のラインバレル」11巻（秋田書店）と続きます。
さらに「とある魔術の禁書目録」マンガ版（スクウェア・エニックス）の3巻に、富士見ファンタジア文庫の発売もあり、大激戦です。


2008年11月19日
http://mainichi.jp/enta/mantan/book/news/20081119mog00m200045000c.html