フィギュアスケート男子の日本のエースで、来季のバンクーバー冬季五輪の有力なメダル候補の高橋大輔(22)=関大大学院=が、
損傷した右ひざの前十字靱帯(じんたい)および半月板の手術を受け、五輪前シーズンの今季の大会出場を断念することが17日、分かった。
複数の関係者が明らかにした。
高橋は10月31日の練習中にトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)の着氷で右ひざを負傷。靱帯断裂の疑いもあったため、今
季初戦に予定していた今月上旬のグランプリ(GP)シリーズ第3戦の中国杯を欠場し、精密検査を受けていた。
28日からのGPシリーズ第6戦、NHK杯は、高橋の代わりとして南里康晴選手(ふくや)が出場する見通し。
来年3月にはバンクーバー五輪の出場枠を争う世界選手権(米ロサンゼルス)が行われるが、日本男子勢は2006年トリノ五輪8位、
07年に東京で開催された世界選手権で日本男子初の銀メダルに輝いたエースを欠いた布陣で臨むことになる。
http://hochi.yomiuri.co.jp/sports/winter/news/20081117-OHT1T00317.htm