ボランティアには「サラリ」とポイントを 更別の「通貨」 無期限に流通開始

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1 アナゴ(福島県)

【更別】十勝管内更別村のNPO法人「どんぐり村サラリ」(広瀬孝志理事長)は十七日、
北海道財務局の許可を受けた地域通貨「サラリ」の流通を開始した。ボランティアの謝礼をはじめ
村内の商店や飲食店で使えるほか、村も水道料金、村民税などの納付に応じる。NPO法人が
財務局に発行を申請し、無期限で流通させるのは道内では珍しい。

「サラリ」は、村内にボランティア精神を根付かせ、市街地を活性化するのが狙い。「100サラリ(百円相当)」と
「500サラリ(五百円相当)」の紙幣二種類を計一万五千枚用意した。利用には会費千円で同法人に入会する必要がある。

ボランティアを求める人と、提供したい人の仲介は同法人が行う。来年九月までに会員を三百人にするのが目標で、
これまでに百六十四人が入会した。ボランティア希望者からは、除雪や子守り、毛筆の代書などの申し出があるという。
広瀬理事長は「ちょっとした仕事を頼んでも、お礼をお金で支払うのは失礼と考える人もいる。サラリなら気持ち良く
頼める」と話している。

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/topic/129761.html