「食」「遊」「観」をテーマにした「かんおんじ路地裏文化祭」が16日、香川県観音寺市観音寺町内で開かれた。
訪れた大勢の人たちは“昭和の薫り”が漂う路地裏を舞台に、懐かしい昔遊びやちくわ作り、趣のある喫茶店を巡るまち歩きなど多彩なイベントを思い思いに楽しんだ。
同文化祭は自分たちが暮らす地域の素晴らしさを見つめ直すとともに、参加者に交流の場を提供することで地域のきずなを深めてもらうのが狙い。
かんおんじまち歩きの会が企画し、本年度の市合併地域振興事業の認定を受けた。
無料のちくわ作りには地元の水産物加工会社が協力し、親子連れら約100人が体験。イトヨリダイとスケトウダラの練り物を竹に巻き付け、
炭火で約10分間、焼き上げた出来たてを楽しんでいた。
家族4人で訪れた三宅翔也君(6)=同市柞田町=は「くるくると回しながら火加減を調整するのが難しかったけど、こんなに短い時間で作れてびっくり」と驚いていた。
古民家が軒を並べる中新地区の会場では、綿菓子を作るコーナーや竹馬選手権があったり、赤レンガの倉庫の中で太鼓や大正琴の演奏会もあり人気を集めた。
お昼時には地元食材をふんだんに使った汁が振る舞われ、訪れた人たちは晩秋の休日を満喫していた。
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/locality/article.aspx?id=20081116000176 ☆依頼574