【この現場】第4部・結婚はどこへいく (2)業者頼みの“縁” (1/2ページ)
2008.11.7 20:49
このニュースのトピックス:少子・高齢化社会
大阪府吹田市の千里阪急ホテルに、9月半ば、男女140人が集まった。
日本最大の会員数を誇る結婚情報サービス業、オーネットのパーティーだ。
20代前半から中高年層まで、好みの異性と話せる大きなチャンス。
ここで、伴侶(はんりよ)が見つかるかもしれない。みな、その可能性に賭けている。
実際、同社の成婚者のうち、3割がこうしたパーティーなどのイベントで出会っている。
だが、7割はパソコンの検索機能を駆使した情報提供サービスなど、データを介した出会いによるものだという。
兵庫県に住む会社員男性(43)は、データで条件が互いに合致した30代女性との結婚を決めた。
「職場は女性とは無縁。彼女とは初めて会ったときから自然に話ができた。『縁があったね』と話している」
2人を結んだ縁のきっかけは、自分の身長や学歴、年収、性格に加え、相手に希望する条件など
100項目以上の情報。パソコン画面上で、互いの条件が合った人が何人存在するか、
その中の特定のこの人は、どんなことに興味を持っているのかなどを即座に見ることができる。
データが2人の懸け橋だ。
同社近畿・大阪エリア兼法人開発部の吉川元祥部長は
「データ上ではとにかくモテるプロフィルを持つ“データハンサム”もいます。
彼らには申し込みはとても多い。
でも、条件だけで結婚するわけではないから、パーティーなどのイベントも欠かせないのです」
http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/081107/sty0811072055006-n1.htm