■最先端の技と感性「食の祭典」
世界のトップシェフが集結する「世界料理サミット2009」が平成21年2月、東京を舞台にアジアで初めて開催される。
フレンチの巨匠、ジョエル・ロブション氏をはじめ、約10カ国から料理界をリードする料理人が一堂に会する。
最先端の技と豊かな感性が織りなす日本発の食の祭典。「料理界のファッションショー」として、定期開催を目指している。(榊聡美)
≪斬新なアイデア≫
プログラムのメーンとなるのが、国内外の一流シェフ約20人によるデモンストレーション。
服部氏が「食の世界のスーパースターたち」と呼ぶ、頂点を極めたそうそうたる顔ぶれだ。
日本にも出店し、ファンの多いフランスのロブション氏や、「分子ガストロノミー」という科学の考え方を採り入れたピエール・ガニエール氏をはじめ、
世界的なスペイン料理ブームの火付け役となった3つ星店「エル・ブジ」のフェラン・アドリア氏も参加する。
固定概念を覆す斬新なアイデアから生み出される料理は国を超えた多くの人々を魅了し、
「世界の食の方向を決めてきた」と服部氏。アドリア氏も「世界に類を見ない大会になるよう力を尽くしたい」と意気込む。