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[ニューヨーク 4日 ロイター] 米格付け機関スタンダード・アンド・プアーズ
(S&P)は4日、医療保険大手シグナと傘下のコネチカット・ジェネラル生命の
アウトルックを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げた。業績悪化や株式市場
混乱による影響を理由に挙げた。
現在のシグマの格付けは、投機的(ジャンク)等級から3ノッチ高い「BBBプラス」。
アウトルックの「ネガティブ」は、今後2年以内に格下げされる可能性があるこ
とを意味する。
S&Pは今回の見直しについて「シグナの弱い業績に加え、再保険や年金に
おける株式市場へのエクスポージャーが比較的高いことによる債務増加を反
映した」と説明した。
同社の第3・四半期決算は53%の減益だった。通年の利益に関しても、
景気低迷や他社との競争を理由にさえない見通しを示した。
ムーディーズ・インベスターズ・サービスは前日、シグナの格付けを引き下げ方向で
検討するとした。
http://www.asahi.com/business/reuters/RTR200811050012.html