柳川市出身の幕末の第10代横綱雲龍を顕彰する少年相撲大会が3日、同市大和町の
雲龍の郷公園で開かれ、同市出身の琴奨菊関が子どもたちにけいこをつけた。
師匠の佐渡ケ嶽親方とともに、朝げいこを終えて久山町の宿舎から駆けつけた琴奨菊関は、
一度に10人近い小学生を相手にしながら、まわしをつかんで軽々と持ち上げたり、
わざと押し出されたりして、集まった観衆を沸かせていた。
琴奨菊関も小学5、6年生のときに、同大会の個人戦で優勝しており、毎年子どもたちに
胸を貸している。大和小6年の竹嶋翔君(11)は「押しても動かなかった。やっぱり本物の
お相撲さんは強いです」と話していた。
今年の大会には、筑後地区などの小学校29校から計274人が参加し、
個人戦と団体戦で熱戦を繰り広げた。
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