北京オリンピックが終了してから二ヶ月弱が過ぎようとしていますが、
オリンピック公園内に仮設されたメディアセンターなどの建物内にゴミ
などが多く散乱し、あちこちに小便の跡もあってなかば公衆便所と化していることがわかりました。
これは18日付けの北京晨報が伝えたもので、それによると、臨時に
建てられたメディアセンターなどは近々に取り壊しされる予定という
ことですが、現地取材をおこなった同紙の記者によると、なかは
芬々たる悪臭で息もつけないほど。
また、設備や機材などはすべて撤去されているというものの、
床には食品袋、タバコの吸い殻が散乱し、ところどころに小便の跡、
また部屋の隅には排泄物が残されているといいます。
画像でもわかりますが、床に落ちているオリンピックのポスターには、
ボランティア職員らの名残を惜しむメッセージにはこう書かれています。
「われわれが共に働き、たくさんの愛情と思い出を培ったこの小部屋に、
今日、さよならを言わねばならない。永遠に愛しい場所よ。オリンピック、
そしてパラリンピックが終わってもわれわれの友情が終わることはない」
しかしそんなボランティア職員らも選手といっしょに闘った仮設小屋の現状は尿まみれ。
これら建物の解体工事を請け負う自宏連衆活動房公司の人夫たちも、
解体を終えた棟すべておなじ状況だったと述べています。
理由としては、近場に便所がなく、通行人が建物内で用をたすこと、
またオリンピックが終了し、警備が手薄になったところで窓ガラスを割り、
アルミサッシや真鍮の留め金、あるいは部屋に残された金属片などを盗む
連中が増えたことがあげられるということですが、人夫がいちいち見てまわれる筈もなく、
現状では被害のひどい建物から解体していくことしかできないとのことです。
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